【診療情報管理士認定試験】2019年度の対策講義を振り返る

教員の坂井さなえです。2019年度の診療情報管理士認定試験の対策講義を振り返ってみたいと思います。

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2019年度は、9月下旬より対策講義を開講し、2020年2月9日の試験本番まで診療情報管理士を目指す学生さんとともに一緒に戦ってきました(少し大げさですが……)。

診療情報管理士認定試験は、基礎分野と専門分野の2科目があるため、主に2名の教員により対策講義を行いました。

学科独自の問題集と確認テストで弱点克服!

当初は、知識強化を目的とした講義を中心に行い、学生個人の理解度を把握するために確認テストも実施しました。そして、その結果を踏まえて、多数の学生の理解が乏しいと思われる問題については、重点的に解説を行うなどして、弱点分野を持たないような取り組みを行いました。

試験突破に向けて、学生の皆さんは年末年始も休むことなく試験勉強の日々が続きました……。

年が明けてからの対策講義は、演習問題を解くことと模擬試験を主に行いました。診療情報管理士認定試験は、過去問題が公開されておらず、なかなか試験の傾向を掴むことが難しいです。そのため、教員が本試験を想定して作成した問題集をひたすら解いていきました。

模擬試験+個別指導

さらには、“初の試み“として業者が発行する模擬試験を実施したことにより、学生は自らの得意分野、苦手分野を再確認し、その時点での自分の立ち位置を知ることができたものと思います。

また、模擬試験の結果を踏まえ、合格ライン(基礎分野、専門分野ともに60点以上)を下回る学生に対しては個別面談を実施し、教員から厳しい言葉を掛けられた人もいました……。

高い合格率を達成!

しかし、それを機に奮起してくれた人がいたからこそ、幅広い関心をもった学生が在籍する大学としては高い合格率(87.5%;病院就職希望者は100%)を出せたのかもしれません! つらい時、悩んだ時、一人での勉強が行き詰った時には、仲間と「勉強会」を開くなどしていた学生も見受けられました!

2019年度は以上のような対策講義を行ってきました。近年の診療情報管理士認定試験は、毎年、試験の傾向や難易度が変わっているため、毎年の対策講義の進め方は同じではありません。今後も、その年の状況にあった対策講義を行っていきます。

最後に、これまでの努力が実を結び「診療情報管理士認定試験」に合格された皆さん、本当におめでとうございました! IT系の勉強も頑張っていたために、残念ながら不合格となってしまった皆さん、2020年度に取り返しましょう!

診療情報管理士(坂井先生&前田先生)
(新任の前田先生が2020年度から対策講義に加わります!)

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