学科教員の伊藤です。1年生が初めての定期試験を終えました。そこで、「医療事務総論」について、1年生の皆さんから、日々の勉強方法や試験勉強について教えてもらいました。
素晴らしい回答ばかりでしたので共有します(同じ内容のものはひとつにまとめました)。お互いの良いところを取り入れあって、後期に備えましょう!
※ただし、自分に向いていない勉強法を取り入れる必要はありません! 何度も同じ問題を解いて基礎を固めることで実力を伸ばすタイプの方もいれば、たくさんの種類の問題を解いて全体像をつかむことで実力が伸びるタイプの方もいます。
日々の勉強方法について~それぞれの工夫~
- 授業後に、配布された授業資料を読み返して、教科書の同じ範囲を読んで勉強しました。一つひとつの意味を理解できているか確認しながら音読しました。
- 授業の最初の方で教えてもらった「どうしてこうなるのか」という理屈を考えることを意識していました。そのおかげで、ひとつ分かると芋づる式にこうだからこうなると分かるようになり、勉強の効率が上がりました。
- その日の授業で分からなかったところはその日のうちに解決するようにしました。
- 授業ごとに大切なところを自分で紙にまとめて、試験前に復習できるようにしました。
- なんでこうなるのかを授業中に先生がボソッと言ったことを、授業資料の余白に書き込むことで復習の際に分かりやすくなり、丸暗記せずにすみました。
- 毎回の授業後、すぐに練習問題に取り組み理解できるようにしました。この講義を受けて自主学習する時間が増えました!
- ただ問題を解くのではなく、毎回、ハンドブックの細かい文字もよく見て、レセプトを書くようにしました。
- レセプトの計算方法や書き方を絶対に放置しないように、1回1回丁寧に書きました。
- 授業資料はすべてファイルにとじて、目次を作って一冊の本のようにしました。
- 自分の頭に入っていなかったり、複雑でやっかいだったりする知識は、大きいサイズの付箋紙にその内容を書いてノートに貼ることで、いつでも見返すことができるようにしました。
- 自己学習や試験勉強は基本的に一人で取り組み、分からなかったところを友だちと教え合っていました。
- 分からない問題を放っておくのではなく、「なぜこうなるんだろう」と考えることで、力がつきました。分からないところが分かるようになると、楽しく勉強ができる!!
課題やグループワークについて~双方向で教え合うことで理解が深まる~
- 授業の課題で間違えたところは、その日のうちにもう一度解きました。さらに時間をおいてもう一度解きました。
- 毎回の課題は、途中式や答えに行き着くためのヒントを書くなどして復習ができるようにしました。
- 授業の課題はTeamsにもアップされているので、自分で何枚も印刷してひたすら解きました。
- グループワーク課題は、可能な限り講義を受けた当日中に解くよう心がけました。週の後半でグループワークで他の方々との答案と照らし合わせる際に、講義内容をもう一度確認することができ、効率的に復習できたように思います。
- グループワーク課題については、全員で通話しながら、分からないところは互いに教え合ったり、調べたりして、取り組んでいきました。こうした話し合いの場があったので、理解を深めることができました。
- グループワーク課題は、1回自分で解いてから、LINEでみんなで分からないところを教え合って、一つの解答を作り上げました。
- グループの人に自分の意見をはっきり伝えることで、自分が誤った知識を覚えているのかに気づき、正しい知識を覚えることができました。
- グループワークを通して、友人と助け合う力やコミュニケーション能力が身についたと思います。とくに教え合うことをたくさんしたので、相手にわかりやすく伝える話し方が身についたと思います。
- 毎週決まった時間にメンバー全員で通話しながら協力して取り組みました。
ウェブ問題集(e-campusで配信)について~丸暗記しないことが大切~
- e-campusの問題を一通り行い、間違えた問題や分からない問題について、解説とともにノートにまとめました。その後、もう一度テストとして問題を解きました。
- バスや電車での通学時間のあいだにスマホでe-campusを開き、何度も繰り返し解きました。
- e-campusの問題をひたすら解いて、分からなかったところは授業資料と照らし合わせて確認しました。「ここがこうなるから、この問題は×なんだ」と一つひとつ意味を理解して取り組むことで、内容が頭に入りやすくなりました。
とくに大学で大切なのは「自ら学ぶ姿勢」です。早くも身についている人は素敵です。学業に限らずあらゆる場面で活かしてください!