診療報酬請求事務能力認定試験合格体験記~時間配分と解き方を掴む

医療情報管理学科2年の亀倉麻衣です。私の勉強方法についてお教えします!

(写真:自作ノートとともに)

医療事務の最難関

 私が今回受験した診療報酬請求事務能力認定試験は、入学当初から医療事務の中では最難関の資格であると何度も聞いたことがありました。そのように言われる本当の意味をしっかりと知ったのは本格的に受験の対策が始まってからです。

 外来と入院のレセプトを一から作る実技、そして分厚い点数表や資料から幅広く出る学科。これらを合わせて3時間で完成させる集中力と根気強さがとても必要でした。さらに、合格できるのは合格点を取ったうえで上位約30%という厳しさをずっしりと感じました。

基礎から

 受験対策が始まって最初に気付いたことは、実技の基礎が出来上がっていないことです。1年生の頃に使っていた教科書を引っ張り出したことを覚えています。本来なら点を落とさないようなところでの小さなミスがだいぶ積み重なっていました。対策講座で応用問題にどう対応していくのかといったことや、学科で答えを探し出すコツを教えてもらいながら基礎固めに力を入れました。

私は時間内に解くことをとても気にしましたが、まずは分からないことや疑問に思ったことをひとつずつ自分の中に落とし込んでいくことが大切です。

試行錯誤

 実技では、問題を解きやすくするに「自分なりの解き方」を見つけました。カルテを読み解く際、マーカーペンやサインペンごとに役割を決めて見落としがないようにし、ノートに自分なりの最終チェックリストを作ったりもしました。カルテのどこから見ていくのかという順番も決めて、自分なりの解きやすさにはこだわりました。その効果も出始めて、問題が速く解けるようになりました。先生や友達の解き方を参考にして、自分なりに変換できると良いですね。

 学科では、最初の頃は問題文と同じ言葉を探すことで精一杯でしたが、ゆっくり内容を考えながら読むことで冷静になれました。資料にあらかじめ目を通しておくだけでも解きやすくなります。問題を解くペースを掴んだり、小さなミスが割と減ったのも受験まで1カ月はあっという間に切っているときでした。何度もこのままでは合格できないと思いつつも、とにかく問題を繰り返し行い、正確性を高めていくことで最後まで欠けていた点を補うようにしました。

受験当日

 会場は思ったよりも広く、受験生もたくさんいました。もちろん緊張も不安もありましたが、前と後ろには夏から対策講座で頑張ってきた仲間がいることが、ほんのわずかの安心に繋がります。資料を持ち込むことは出来るので、あらかじめ何を持ち込むのか決めておきました。ファイルにまとめて分かりやすくしておいたので本番前に慌てなくて済みました。

最後に

 合格したと分かった時はとても驚きました。対策講座が夏からあり、分からないことにも親身になって先生方が教えてくださいました。疑問に思ったことはその日のうちに解決できると効率よく進められます。そのため、先生方にどんどん聞いてみてください。

 受験勉強とともに他の講義の課題にアルバイト、通学にも時間がかかる方もいると思います。私も家がだいぶ遠いのでこれらとの両立は大変でした。なので、息抜きもしつつ勉強に励みましょうね。

 ~この記事に目を通してくださり、ありがとうございました。受験する方に素敵な結果が届きますように!~

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