卒業式、挙行
~本学科の学生が卒業生代表で答辞

3月17日、朱鷺メッセにて本学の卒業式が挙行されました。感染予防のため三部制での開催になり、本学科は第二部に登場。卒業生代表の答辞(誓いの言葉)は本学科の学生が務めました。

答辞の内容は会場で初めて聞いたのですが、後輩の皆さんの心にも響く内容でしたので、ぜひ皆さんに紹介したいと思い、ご本人から原稿を頂きました。

誓いの言葉 ― 私の志 ―

降り積もった雪が解け、少しずつ春の日差しを感じる今日、私たちは卒業の日を迎えました。本日は私たち卒業生のために晴れやかな卒業式を挙行して頂き、卒業生を代表して篤く御礼申し上げます。

振り返ると、新潟医療福祉大学で過ごした四年間は長いようでとても短く感じました。真新しいスーツを着て、友達ができるか、大学生活はどのようなものなのか、不安に思い、緊張しながら出席した入学式の日を、今でも鮮明に覚えています。そして、これまでの人生の中で最も多くの人と接することができた四年間でもありました。

同じ学科の人はもちろん、二年生での連携基礎ゼミでは、他学科の人たちとチームを組んで一つの研究を行いました。異なる分野を学ぶ人たちの考えを聞き、様々な角度から一つのことを考えることができ、とても勉強になりました。

大学の外でも、ボランティア、実習、アルバイトなどを通して多くの人と出会いました。年齢問わず多くの人と接する中で、自分とは違う考え方に触れ、大きく成長できたと思います。

明日より、私たちはそれぞれの進路に進みます。私は、周りから頼られる人になりたいと思います。信頼されるにはとても時間がかかり、自身の些細な行動や言動にも責任を持たなければなりません。一瞬で信頼をなくしてしまうこともあります。しかし、信頼されることで、だんだんと仕事を任せてもらえるようになり、やりがいにもつながります。

どの道に進んでも、新潟医療福祉大学で学んだことを誇りに思い、大学で経験したことを糧に、それぞれが努力し、日々成長します。時にはくじけそうになることもあると思いますが、一人で悩むのではなく、誰かに相談することで、一人では考えられなかった解決策が見つかったり、悩む必要がなくなったりします。卒業しても、同じ大学で学んだ仲間を大切にし、落ち込んだ時に支えたり、支えられたり、共に助け合いたいと思います。

最後になりましたが、これまでご指導い頂きました西澤学長をはじめ先生方、職員の皆様、在校生の皆様、そして私たちを支えてくれた家族に改めて御礼申し上げますとともに、新潟医療福祉大学の更なる発展と、輝かしい未来を祈念いたしまして、誓いの言葉―私の志―といたします。

答辞のあとは、ビデオメッセージが流れました。食堂のおばちゃんや駐車場警備、バス運転手の方も含め、学生生活を応援してきたすべての職種の方が出演し、喜びの声が会場に響き渡りました。

式典後は、学科ごとに分かれて、お一人お一人に学位記を授与し、最後の言葉をかけて、卒業生が巣立っていきました。

教職員はいつまでも皆さんの味方です。ご卒業おめでとうございます!

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