医療事務総論を聴講して
~理学療法学科の1年生

理学療法学科の1年生です。私は理学療法学科に所属している他学部/他学科の学生ですが,13学科がワンキャンパスで学ぶ本学のメリットを活かして、聴講生として医療事務総論を受講させて頂いています。

恥ずかしながら,私はこれまで病院や診療所で診察を受けた際に,領収書と一緒にもらう明細書(保険点数の内訳が書かれた紙)の内容をしっかりと確認したことがありませんでした。明細書を見なくても自分が受けた診療内容はある程度分かりますし,何より内訳をみても内容がイマイチ分からなかったからです。

しかし,この大学に入学し,これから医療や介護の従事者を目指す者として,診療報酬の仕組みや枠組みを知っておく必要があると感じ,この医療事務総論の聴講を希望しました。

この講義を受けて,病院と診療所がそれぞれの役割によって(病院:重症の患者様や入院患者様を診る機関,クリニック:軽症の患者様や慢性疾患管理のための機関),診療報酬が細かく定められていることに驚きました。

また,初診料と再診料の違い,時間外/深夜/休日での加算の考え方,様々な加算の種類や仕組みなど,自分が医療機関を受診した際に,実際どの位の費用がかかるのかを実感しながら学ぶことができています。

担当の伊藤先生の講義は,皆に興味をもってもらうための創意工夫で溢れており,毎回「へぇ,なるほど!」と感じる新たな気付きが必ずあります。

特に印象に残っているのは,「大学で医療事務の資格を取るだけでは意味がない。この大学で,得た情報を整理して活用する知識や技術を身に付け,それを社会に活かせる人になって欲しい」という内容のメッセージです。

これは,医療事務に限らず,この大学全ての学部学科で共通する意識だと思います。この医療事務総論の講義でも,単に診療報酬の点数や制度を丸暗記するのではなく,その背景や意図を理解することで,情報を活用するための忘れない知識が身に付き,制度改正や時代の変化に対応していく力が付くのだと思います。

残りの講義も楽しみにしています。

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