「やればできる勉強法」
〜診療情報管理士認定試験合格体験記

医療情報管理学科の3年生です。私が診療情報管理士を受験したのは、「この学校に来たからには医療業界で生かせる資格を取り医療機関の職に就きたい」と考えており、そのためには診療情報管理士の資格が不可欠になるからです。

後輩の皆さんに向けて、私の勉強法をお伝えしたいと思います。

(写真:前田先生とともに学習室で。表情担当は髙野先生。)

基礎分野編~手を動かすことが大切

私が基礎分野で行った勉強法は、配布された穴埋めプリントと問題プリントをひたすら、教科書で確認をしながら勉強を行いました。

穴埋めプリントは教科書を見ながら埋めていき、覚えやすそうなポイントを付箋に書き教科書にそのまま貼り付け、見やすいようにしていきました。また、穴埋めのプリントには、臓器のことに関して書かれていても臓器の図は載っていないので、臓器の図をざっくりとした形で書いて覚えるようにしました

問題プリントの方は、教科書を読みながら問題を解く形で進めました。私が大切だと思ったやり方は、教科書の各疾病の横にポイントを直接書き込むということです。直接自分で書き込むことで、再度プリントを解く際に頭の中に記憶に定着しやすくなります。ただ正解を求めてひたすらやるのもいいですが、それでは頭に定着し難く、作業をするだけになってしまいます。問題を解く際は、教科書を見ながら書き込むことをお勧めします。

基礎分野を覚える際に大切なことは、自分の得意な分野と苦手な分野を早めに見つけることです。苦手な分野を克服するのも大事ですが、無理に覚えようとすると頭の中がキャパオーバーになり覚える意識が薄れていってしまいます。得意な分野を極めつつ苦手な分野を少しずつ頭に入れていく方が、身についていくと思います。

専門分野編~国際疾病分類は語呂合わせ

専門分野の方は、初めに配布されたプリントを赤ペンで書き、家にあった赤シートを活用し毎日寝る前に5回くらい音読をしてから睡眠をとり、次の日にもう一度、音読をし直し自分の頭の中に定着しているか確認するようにしました。次に、穴埋めプリントで自分が大切だと持ったポイントを押さえて、その部分をノートに書き写しいつでも見直せるようにしました。

専門の終盤にある国際疾病分類は全22章からなるのですが、読み書きだけで覚えることは正直難しいと思います。しかし、友達と語呂合わせを考えることにより、不思議と頭に定着し覚えられて問題も解きやすくなりました。

例)
・Eコードは栄養のE、
・Kコードは消化器の「化」を取ってK など

また、原死因も同様に暗記だけでは対応できないため、できる友達や坂井先生、前田先生に教えていただくことが大切になってきます。

直前の過ごし方と当日の過ごし方

直前の過ごし方がわからず、前田先生に相談したところ、過去模試をひたすら解いた方が良いことを教えていただきました。直前に新たな知識を頭に入れようとすると頭が混乱してしまうからです。そこで、最後の1週間はひたすら過去模試を解き、問題慣れをするようにしました。

当日の過ごし方は、基礎・専門ともに、穴埋めや先生方が用意してくださったプリントをさっと確認するくらいでした。

最後に

診療情報管理士の試験は、私のように医療機関で仕事に就きたいと思っている人だけでなく、医薬品や医療機器の方で仕事がしたい人も知識を蓄えることができるので良いと思います。

勉強したことは医療業界で仕事をする上で無駄にはならず、勉強しておいてよかったなと思うときがあると思うので、受験してみてください。

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