連携総合ゼミについて先輩と他学科の先生にインタビューしました!

学科の3年生です。私たちのゼミには、4年次の連携総合ゼミを履修したいと考えている学生が集まっています。とはいえ、履修に対して不安があるのも事実です。

そこで、実際に履修した4年生と、そのゼミの担当教員であった診療放射線学科の関本道治先生にお話をお伺いしました。その内容の一部を共有したいと思います。 

連携総合ゼミとは、「連携教育」の一環として、4年次前期に開講されるゼミです。他学科や他大学の学生とひとつのグループになり、各自がこれまでに学習してきた専門知識・技術を持ち寄り、対象者のQOL向上を目指して症例に対する支援策を検討します。

そして、その支援策を他グループの学生に発表し、質疑応答を行うことによって、チームワーク技法や「チーム医療・ケア」の現場で必要となる関連職種の理解を深めることができるとされています。 

先輩にインタビュー 

まず、4年生にインタビューした結果の一部を紹介します。 

なぜ連携総合ゼミ参加しようと思われたのですか? 

他学科・他大学のひとたち人たちと交流したいと思ったからです。実際に参加したゼミでは、全員が医療福祉大学の学生でしたが、検討した事例について違う学科の違った視点が得られたのはもちろん、ちょっとした雑談のなかでも勉強に対する向き合い方などの違いが分かり、とても良い経験になりました。 

―なるほど、他学科の学生の考え方やそれぞれの視点について知ることができるのは確かに魅力的ですね。私は、普段の学生生活では他学科の人と交流をすることが少ない方だと思うので参加してみたいです。 
次に、連携総合ゼミを通して学んだことや良かったことについて、詳しく教えてください。 

良かったこととしては、やり遂げた際の達成感と、自分の学科の専門性についてより深く学ぶことができたことです。ただし、まず知っていただきたいのは、専門職の立場にこだわらず一人の人間として事例に向き合うことで活躍できるということです。

私は今回のゼミを通して、むしろ、専門性よりも自分に何ができるかを考える姿勢や主体性こそが大切だということに気づかされました。もちろん、他学科の職業とその専門性についても事例を通して具体的に理解できました。 

―専門性にこだわるばかりでもいけないのですね。でも、自分の学科の専門性について見直すきっかけにもなるということですが、私たちの学科の専門性は、具体的な事例を検討する際にどう活かせるのでしょうか。 

私が参加したゼミは「原子力災害への対応」という事例だったのですが、そこでは専門性を活かして話を進めるというよりも一人の人間として何ができるかを考えることが多かったです。活動の初めは専門性はまったく必要ありませんでした。一人ひとりが専門性にこだわってしまうと、それぞれの専門性をつなぐ連携は生まれないからです。 

特に医療情報管理学科では、直接的な患者さんの支援という点では他学科に比べて専門性が無いように感じる方が多いと思いますが、全然そんなことはありません。逆に他の職種について広く理解し、それぞれの情報をつないでいくことが私たちの専門性とも捉えられます。 

他学科の先生にインタビュー 

続いて、ゼミの担当教員である診療放射線学科の関本先生に対するインタビューからです。 

―関本先生にとって「連携教育」の重要性とは何ですか? 

実社会に出てからの多職種連携はシビアだと感じています。経験を十分に積んだ専門職がお互いのことを十分に分かっている前提で話が進むことが多いため、ハードルの高さを感じてしまうかもしれません。

しかし、最も大切なのは、他の職種に対する知識ではなく、他の職種と関わろうとする姿勢です。そのため学生のうちに、他学科や他大学などとの多職種連携を経験することで、積極的な姿勢を身につけ、成功体験を積んでおいてほしいのです。

連携総合ゼミの経験は、医療以外の現場でも活かせる経験値を積むことができるため、どのような進路を選択するにしても、将来非常に役立つと思っています。 

―他学科の学生と交流しその専門性に触れるだけでなく、社会に出てからの多職種連携にも役立っていくのですね。では、実際にはどういった姿勢で臨むべきですか? 

まず、他の専門職について知ろうとする姿勢や連携をとっていく柔軟性が重要になってきます。それはどの学科の学生についても同じことです。どの学科の学生も自分の専門性しかないので、条件は同じです。

多職種連携が必要だからといって、他の専門性を自分で勉強していくのは大変ですよね。その点、本学には多くの学科があるため、この連携総合ゼミを通して、それぞれの学科の専門性について1から学んでいくのではなく、分からないところを教え合いながら学んでいくという、いわば「他力本願」の感覚で気楽に臨んでもらえるといいと思います。 

お二人にインタビューしてみて 

今回のインタビューを通して、連携総合ゼミに対する履修のハードルが下がったように感じます。お二人とも深い専門性よりも、一歩踏み出す勇気さえあれば楽しく活動できるとおっしゃっていたのがとても印象に残っています。2年次の連携基礎ゼミに比べ、取り組む事例が難しくなっていたり求められる知識が多くなっていたりしますが、それを負担と捉えずに学びと捉えて履修したいと思います。

連携総合ゼミに参加することで、他学科と協力して事例に対する支援策を考えるということは、自分ができることを他学科の学生に分かりやすく説明できなければならないので、自身の専門性についてさらに深く理解する良いきっかけになると思いました。そして、多職種連携について学び実践することで、自分に必要なスキルに気づくことができ、また、他の職業についても理解を深めることができるため、自分にとって大きくプラスになると思いました。連携総合ゼミに参加して、学生時代のうちに就職後の備えをしたいと思います。

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