新任の澤田です
~心理実験から会計学にアプローチする

こんにちは、1月に本学科助教として着任しました澤田雄介です。

この学科では、簿記論、財務管理論、医療会計論など会計系の講義科目を担当しています。

ちょうど先月、1年生向けの日商簿記検定対策講座を終え、ひと段落したところです。検定を終えた皆さん、本当にお疲れ様でした!

今回の記事では、私自身の経歴や専門分野について簡単にお話ししたいと思います。

経歴

岐阜県出身で、大学入学時に京都に引っ越しました。京都御所のすぐ近くにある同志社大学というところで、大学生、大学院生として過ごしました。

なんやかんやで、学部4年+大学院5年の計9年間を同じ大学で過ごしたことになります。いま、27歳なので、人生の1/3を大学で過ごしたと思うと、なんだか不思議な気持ちです。

大学院では、商学研究科に在学し、実験社会科学・行動経済学・実験会計学を専門とされている田口聡志先生の研究室に所属していました。本当に自由でのびのびとした環境のもとで研究をさせていただき、田口先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、大学院を過ごしたのち、縁あって本大学に来ることになりました!

専門分野について

専門は、会計学です。会計学というと、仕訳や財務諸表といった客観的な数値情報というイメージが強いかもしれません。

しかし、実は、会計には「あいまいさ」があり、例えば、会計情報の作成過程において、経営者の見積もりや判断の余地が多い仕組みになっています。ですので、一見すると、無味乾燥とした数値の集まりと思える財務諸表には、実は人間の意図が介在しうるといえます。

したがって、会計制度の設計をおこなうときも、こうした人間心理や行動を考慮した制度設計が必要となりますし、それに付随して、我々が研究をするときも、心理学や行動経済学などの他の分野と紐づけた研究が必要となります。

私の研究室では、簿記・会計制度のそのものに加え、こうした人間心理に迫りうるような会計学(行動会計学)の研究をしています。

授業やゼミでも、こうした会計学の面白さを少しでも伝えられるような内容を目指していきます。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

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