2026年2月17日、新潟市中央区のみどり病院で開催されている「認知症カフェ」に、鎌田ゼミの学生が参加しました。
今回の参加は、4年生にとって卒業前最後の参加、そして3年生にとってはゼミ活動として初めての参加となり、これまでの活動の締めくくりと次年度への引継ぎを兼ねた大切な機会となりました。
■ 認知症カフェでの交流の様子
認知症カフェでは、特定のテーマは設けず、お茶やお菓子を囲みながら自由に会話を楽しみます。当日は、昔の思い出や日常生活、現在の楽しみ、学生への質問、これからやってみたいことなど、自然な会話が広がりました。
音楽の話題や最近の流行など、学生に合わせて話題を提供してくださる場面もあり、世代を越えて同じ時間を共有する温かな交流の場となりました。

■ ゼミ活動としての教育的な目的
本活動では、学生に次のような学びを得てほしいと考えています。
地域で生活されている方々や患者さんへの理解を深めること
誰かの役に立つ経験を通して、学びを実感すること
言葉遣いや接し方など、対人対応の基本を実践的に学ぶこと
認知症カフェの参加者の皆さまとの関わりそのものが、学生にとって貴重な教育の機会となっています。
■ 学生の「気づき」が評価された場面
当日、運営担当者の方から、学生の行動についてお褒めの言葉をいただきました。
席を外された参加者が戻られていないことに学生が気づき、運営側へ報告した場面があり、周囲への配慮や観察力が評価されました。
医療や地域支援に関わる職種において重要となる「気づく力」を実践の中で学ぶことができた瞬間でした。
■ 初参加となった3年生の成長
初めて参加した3年生は、当初どのように関わればよいか戸惑う様子も見られましたが、時間とともに自ら話しかけたり、飲み物のおかわりを伺うなど、相手を思いやった行動が見られるようになりました。
短時間ではありましたが、教室では得られない実践的な成長の機会となりました。


■ 4年生の活動成果:ビーズアクセサリー販売と寄附
4年生はこれまで認知症カフェの皆さまと交流しながら、ビーズアクセサリー制作に取り組んできました。
今回、その作品を販売し、収益約11,000円をみどり病院へ寄附いたしました。
地域との関わりの中で生まれた活動の成果を形として還元できたことは、卒業研究の締めくくりとして大きな意義を持つものとなりました。

■ 活動の広がりと地域への波及
認知症カフェの取り組みに関心を持ち、「自分たちの地域でも同様の活動を始めたい」と考えて参加された方々の姿も見られました。
みどり病院がこれまで継続してこられた活動が地域に広く伝わり、他の地域へと広がっていくことは、大きな社会的意義を持つものです。
長年にわたり継続されてきた本取り組みが、地域づくりや支え合いの輪を広げる社会貢献として確実に根付いていることを実感する機会となりました。
■ まとめ
当日は約46名が参加し、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
学生にとって、地域の方々と関わりながら学ぶことの大切さを実感する貴重な機会となりました。
また、継続した交流の中で築かれてきた関係性や、活動の積み重ねの意義を改めて感じる機会ともなりました。
このような機会をいただきました、みどり病院の皆さま、認知症カフェ参加者の皆さまに心より感謝申し上げます。
NPO法人 みどりの森
https://midori-gr.jp/about/visit_goout/
