昨日、新潟県立がんセンター新潟病院の佐藤雄一郎先生(頭頸部外科部長)にご来学頂き、本学科の2~4年生に向けて「医療補助これから、QuantityからQuality:new frontierへ向かう君たち」と題してご講演いただきました。
立ち見の教員も出るほどの盛況でした。
佐藤先生からは、「他の医療職は、看護、調剤、検査など、それぞれの専門領域に分かれていますが、主治医であるドクターはすべての領域のことを把握しなければなりません。そこで、私たちドクター並みとは言わなくとも、私たちと同じようにすべての領域のことがわかる人材がそばにいて、『相棒』として一緒に仕事をしてくれると大変ありがたいのです。そんな人材になってください!」との激励を頂きました。
さらに、その後の質疑応答では、実に多くの学生から質問が出ました。
たとえば、「これからの病院実習では、私たちは足手まといになるに違いなく、なるべく迷惑をかけないようにするには、どうすればよいでしょうか」という質問が出ました。
これに対して、佐藤先生は「『足手まとい』という言葉は君の辞書から消してください。あえて『足手まとい』という言葉を使うならば、私も若い頃は、『足手まとい』でした。みんな、そうなんです。だから、最低限の礼節があれば、そんなことは気にしなくてよいのです。むしろ、どんどんコミュニケーションを取ってください。そうしないと、私たちは通り一遍のことしか教えられません。自分から動いて、たくさんのことを学んでください」と温かく励ましていただきました。
講演会終了後にも先生に話しかけにくるなど、本学科の特徴でもある学生の積極性がよく現れた講演会となりました。佐藤先生、ありがとうございました!