OGの鈴木さん(新大病院/診療情報管理士)からのメッセージ
~みなさんと一緒に病院を支えたい!

大学サイトの「未来発見ガイド」に、本学科卒業生の鈴木さん(新潟大学医歯学総合病院)にご登場いただきました。

さらに、鈴木さんに本学科の在学生や高校生に向けたメッセージを頂きましたので、学科ブログに掲載します!

Q1 職場でのご自身の仕事内容について教えてください

退院された患者さんの診療録(カルテ)を受け取り、医師が記載した退院要約(入院の経緯、入院中の治療内容などを記載するもの)や手術記録の内容について、記載すべき内容があるか、内容について矛盾している箇所等がないかを確認しています。

また、これらの診療録を管理(保管)しており、研究等で使用したいと依頼が来た時に貸出を行い、貸出期限が過ぎたものに対しては月1回督促を行っています。

Q2 診療情報管理士を志したきっかけや理由について教えてください

高校3年生の時、診療情報管理士の資格が取れるという大学の案内に目がとまりました。初めて聞く資格だったため自分で調べてみたところ、「患者情報を管理するため、責任ある仕事」「医師を陰から支える仕事」という点に私は魅力を感じました。

実際に、大学で診療情報管理士に必要な事を学んだり、実習に行くことで、今後、IT化が進む中で診療情報管理士の役割は病院にとってプラスになる存在であると思い、この職種で働いてみたいと思いました。

Q3 仕事をする中で感じるやりがいについて教えてください

退院要約と手術記録は、退院後2週間以内に作成する決まりがあり、毎月各診療科の2週間以内完成率9割を目標としています(病院によって決まりは違います)。

そのため、不備があるものは医師へその都度連絡をしていますが、なかなか完成にならない時も多々あります。

その時に病棟事務や担当医師、上級医師等に連絡をし期限に間に合った時、目標としている9割を達成した時にやりがいを感じます。

Q4 大学で学んだことは、現在の仕事でどのように活きていますか?

現在の業務は、いかにカルテを読み解けるかが大事になってくるので、全く医学知識がないと調べることに時間を費やしてしまい業務が進まなくなりますが、大学で医学知識や医学用語等を学んだことで、医師が記載した内容の誤りに気付くことができ、業務を円滑に進めていくことができました。

また、業務をするうえでWordやExcelを使用することが多く、これも授業で学べたおかげで、使い方等で困ることなく業務に取り組むことができています。

Q5 仕事を通して実現したいこと、夢について教えてください

病院の仕組みを把握し、医事課職員として病院を支えていくにはどうすべきか考え提案ができる人、周りから気軽に相談されるような人になりたいと思っています。

病院について知らないことばかりだと実感することが多くあるので、今はさまざまな業務を経験し病院事務に必要な知識を蓄えたり、今後につながる研修等も積極的に参加していき、少しづつ自分の理想に近づいていければと思っています。

Q6 病院事務職を目指す後輩に向けてメッセージをお願いします!

医療事務にもたくさんの種類がありますが、どれも病院には欠かせない存在であると思います。病院の経営を支える、病院の診療情報を管理するといった重要な役割を担うため、責任ある仕事ですが、その分やりがいも大きいです。

新潟医療福祉大学では、医学知識や会計知識はもちろん、パソコンスキル等も習得できるので、就職先でも他と比べて期待されることが大きいと感じます。

みなさんと一緒に病院を支えていける日を楽しみにしています。

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